長期で運用するとき、信託報酬などコストのチェックも。「投信提案ロボ」と「投信見直しロボ」

金融資産運用設計

投資信託は、どのように選ぶか。

長期的な資金の運用には、投資信託が選択できる。定期預金や個人向け国債は、利率が低い状況が続く。元本割れのリスクもあるが、長期で見ればインフレ率以上のリターンも期待できる。

投資信託も商品の数が多い。新しく登場したロボアドバイザーから、選び方のヒントを探ってみる。

「投信提案ロボ」と「投信見直しロボ」

画像はプレスリリースより引用

2018年12月13日、松井証券は、新たなロボアドバイザーの提供を発表した。

新たなロボアドバイザーは、「投信提案ロボ」と「投信見直しロボ」。

「投信提案ロボ」では、運用目的や運用方針に応じてQUICKファンドスコアの高い投信を推奨する。

「投信見直しロボ」では、保有している銘柄を指定すると、投資対象で分類した同一カテゴリーからQUICKファンドスコアの高い投信や信託報酬の低い投信を紹介してくれる。

「QUICKファンドスコア」は、QUICK資産運用研究所が開発した投信の評価指標だ。

「長期投資にふさわしいかどうか」を10段階のスコアで評価する。

投信を投資対象の資産別に15のグループに分け、その分類の中で5項目による相対評価を行い、1~10の総合スコアを決定。

画像はプレスリリースより引用

15のグループとは、

株式4分類:国内株式、先進国株式、新興国株式、グローバル株式

債券6分類:国内債券、先進国債券(投資適格)、先進国債券(非投資適格)、先進国債券(格付け混合)、新興国債券、グローバル債権

REIT2分類:国内REIT、海外REIT

その他3分類:転換社債、コモディティ、バランス

画像はプレスリリースより引用

相対評価する5項目は、

リスク:運用方針に見合ったリスクをとっているか

リターン:リスクに見合ったリターンをあげているか

下値抵抗力:下げ相場での価格の落ち込みが小さいか

コスト:コストに見合ったリターンをあげているか

分配金健全度:元本を取り崩して分配していないか

となっている。

長期で運用するとき、信託報酬などコストのチェックも

新たなロボアドバイザーのうち、信託報酬の低い投信を紹介してくれる「投信見直しロボ」に注目したい。

長期で運用するとき、信託報酬の高低は結果に大きな影響を与える。

そのほかにも、QUICKファンドスコアにみられる項目を読めるようにしておきたい。

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