2019年4月25日、楽天証券が、第4回「楽天証券ファンドアワード」の結果を公表した。
独自の定量評価指標である楽天証券「ファンドスコア」を用い、楽天証券経済研究所が計24ファンド(8カテゴリーの表彰部門から各3ファンド)を優秀ファンドとして選出。
その後、楽天証券のユーザー28,000名の投票により、表彰部門ごと1ファンドずつ、計8本の最優秀ファンドを決定している。
8つのカテゴリーは、国内株式・海外株式・国内債券・海外債券・国内不動産(リート)・海外不動産(リート)・バランス(固定配分)・バランス(可変配分)となっている。
各カテゴリーで選ばれた、最優秀ファンドは以下のとおり。
画像はプレスリリースより引用
国内株式:ノムラ・ジャパン・バリュー・オープン(野村アセットマネジメント)
海外株式:eMAXIS 全世界株式インデックス(三菱UFJ国際投信)
国内債券 :三井住友・日本債券インデックス・ファンド(三井住友DSアセットマネジメント)
海外債券 :<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンド(ニッセイアセットマネジメント)
国内不動産(リート):eMAXIS 国内リートインデックス(三菱UFJ国際投信)
海外不動産(リート):eMAXIS 先進国リートインデックス(三菱UFJ国際投信)
バランス(固定配分) :世界経済インデックスファンド(株式シフト型)(三井住友トラスト・アセットマネジメント)
バランス(可変配分) :eMAXIS バランス(波乗り型)(三菱UFJ国際投信)
リートやバランス、バリューなど各種ファンドの特徴を解説
上記のカテゴリーやファンド名には、分かりづらい部分があるかもしれない。
国内株式・海外株式・国内債券・海外債券については解説不要だろう。
「リート」は、投資者から集めた資金で不動産への投資を行い、そこから得られる賃貸料収入や不動産の売買益を原資として投資者に配当する商品。
「バランス」は、国内外の株式や債券、REITなど、複数の資産に投資するタイプの投資信託。固定配分では決められた割合を守るが、可変配分では状況に応じて各資産の割合を変更する。
「インデックス」では、「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本、円換算ベース)」・「MSCIコクサイ・インデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)」といった指標に連動する形で運用される。パッシブ運用とも呼ばれるものだ。
「バリュー」は、中長期的な視野に立った本質的な投資価値と比較して、現在の株価が割安と判断される銘柄に投資する方針で運用する。アクティブ運用と呼ばれるタイプだ。
そのほかにもファンド選びでは、手数料や、ファンドの管理費用(含む信託報酬)、過去のトータルリターン実績などもチェックしたいポイントとなるだろう。