先進医療給付金に、直接支払いサービス登場。対象となる治療や施設を、事前に確認

リスクと保険

先進医療特約とは、どのようなものなのか。

医療保険には、「先進医療による手術を受けた際に給付金が受けられる特約」が付加されたものがある。

先進医療」は、大学病院などで実施される先端医療だ。厚生労働大臣の承認を受けたものを指す。厚生省の「先進医療を実施している医療機関の一覧」で、種類や施設を確認することができる。

全額自己負担で高額となるため、医療保険でカバーしたいと考える人は多いだろう。受ける治療や施設が、対象となっているか確認することが必要だ。

先進医療特約の給付が、便利になるサービスがある。

先進医療給付金に、直接支払いサービス登場

画像はプレスリリースより引用

2018年12月20日、FWD富士生命保険株式会社は、先進医療給付金の直接支払いサービスの提供についての情報を発表した。

先進医療の中でも特に技術料が高額となることがある「陽子線治療」および「重粒子線治療」において、先進医療給付金を同社から医療機関へ直接支払う。

利用者は、高額な技術料にかかる一時的な経済的負担が軽減され、安心して治療を受けることができる。

このサービスを利用できるのは、先進医療特約(2013)、先進医療特約(2015)、がん先進医療特約(2014)、がん先進医療特約(2017)に加入している顧客。

対象となる医療機関において、「陽子線治療」または「重粒子線治療」を受けた場合に、「先進医療給付金」または「がん先進医療給付金」を医療機関に直接支払う。

「先進医療給付金」「がん先進医療給付金」では、先進医療による療養に係る技術料と同額が支払われる。

このサービスの対象となる医療機関としては、陽子線治療の札幌禎心会病院 陽子線治療センターや、重粒子線治療の放射線医学総合研究所病院など7施設が挙げられている。

対象となる治療や施設を、事前に確認

医療保険を検討すると目にすることが多い、先進医療特約。対象となる治療や施設を、事前に確認しておくことが重要だ。

サービスは技術や制度に対応して変化していく。利用するサイドも、知識が必要となるだろう。

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