自由に使えるお金、子どもの教育や自分の老後に備える貯蓄を増やす。主婦層が働く理由についてのアンケート調査

ライフプランニング・リタイアメントプランニング

主婦がパート・アルバイトなどを始める理由には、どんなものがあるのか。

収入が増えれば、家計が改善する。そこにはさまざまなライフイベントが、関係するかもしれない。

会社員や公務員などの配偶者が、扶養に入っている場合、年収103万円・106万円・130万円の壁が話題になる。税金と社会保険の、負担が生じる基準だ。

働く理由についてのアンケート調査がある。

主婦層が働く理由についてのアンケート調査

しゅふJOBパート調べ

2019年1月21日、しゅふJOBパートは、「職探しに関するアンケート調査(しゅふJOBパート調べ)」の結果を公表した。

調査期間は、2018年11月3日~11日。20~60代の働く意欲がある主婦層1212名を対象に、インターネット調査で実施している。

調査では、全年代・年代別の結果をみることができる。

「仕事探しの背景を教えてください。」と質問した。

全年代総合では、1位が「自分で自由につかえるお金がほしい」(38.8%)、2位は「生活費のため」(38.7%)、という結果だ。

以下、子どもの学費や将来に向けて、子どもの成長に合わせて働き方を変える、老後のために貯金、社会と接点を持つ、現在の職場で働けなくなった、収入が減った、住宅ローンの返済などがつづく。

年代別の特徴をみていく。

20代では、「生活費のため」「お子様の学費や将来に向けて」45.7%で同率1位。(n=35)

30代は51.0%、過半数以上が「お子様の成長に合わせて働き方を変えたい」。(n=202)

40代をみると、1位は「お子様の学費や将来に向けて」42.9%、全年代よりも7%高い回答。(n=638)

50代で、1位は「生活費のため」40.2%、2位は「老後のために貯金をしたい」38.2%。(n=306)

60代では、1位「生活費のため」51.6%、2位「社会との接点を持ちたい」41.9%。(n=31)

自由に使えるお金、子どもの教育や自分の老後に備える貯蓄を増やす

調査結果をみると、全年代総合では、一般的な収入増が理由になっている。

年代別では、20代から40代で、子どもの成長に合わせて教育費を目的としているのが分かる。50代からは老後の資金準備、60代では生活費と生きがいとなっているようだ。

収入が生活費になるのは当然だ。収入増では、自由に使えるお金が増える。また、子どもの教育や自分の老後に備える貯蓄を増やすこともできる。そういった目的が、モチベーションとなるだろう。

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