個人のリスク許容度に合わせて、個別株式のポートフォリオを提案するAI登場

金融資産運用設計

金融資産の運用では、ポートフォリオという言葉が出てくる。

ポートフォリオは、安全資産と危険資産の保有比率だ。許容できるリスクや、実現したいリターンなどを考慮して、保有する資産の種類について比率を最適化する。

ロボアドバイザーでは、いくつかの質問から、ETFや投資信託などの組み合わせの提案・運用を行う。

今回登場したのは、自動で個別株式の組み合わせを提案するサービスだ。

「AI株式ポートフォリオ診断」

2019年3月25日、SMBC日興証券が、「AI株式ポートフォリオ診断」提供開始について発表を行った。

「AI株式ポートフォリオ診断」は、SMBC日興証券が、HEROZとともに開発したAIを活用した投資情報サービスだ。

AIを用いて個別株式のポートフォリオ提案を行う。

2つの機能がある。

画像はプレスリリースより引用

1.AIによる個別株式ポートフォリオ提案

ユーザーの資金や保有株式、リスク許容度に合わせて、より効率的なポートフォリオを提案

画像はプレスリリースより引用

2.AIによる銘柄スコア予測

ディープラーニング(深層学習)手法を用いて学習させた、株価予測AIによる期待収益性のスコア化

投資信託の組み合わせを考えてくれるロボアドバイザーの、個別株式版と言えるかもしれない。投資信託の場合とはまた違った、資産の運用スタイルを実現してくれそうだ。

手数料1%で、国際分散投資を自動運用するロボアドバイザー

投資経験者に選ばれているロボアドバイザー「WealthNavi」

「WealthNavi」は手数料1%のみで、国際分散投資を自動運用するロボアドバイザー。

投資の学習、投資商品の選定、資産配分、運用、リバランスが自動化されている。

約50カ国11,000銘柄以上に国際分散投資を行う。

金融資産の運用には、ロボアドバイザーもあれば個別株式もある。自動化の度合いなど、状況に合わせて使い分けるのがいいのかもしれない。

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