非正規雇用者の6割以上は、正社員を希望。正社員就業に関する意識調査

ライフプランニング・リタイアメントプランニング

自分が望んだ働き方をする、というのは人生の目標の一つだ。

働き方には、大きく分けて、正社員と非正規雇用者とがある。

厚生労働省の労働力調査(2018年)では、日本の労働力人口のうち、アルバイト・パート、派遣社員、契約社員など非正規雇用者は2,120万人だという。

働くことは収入を得るために必要だが、人生の目標を実現するための活動でもある。

どれだけの人が、不本意に非正規雇用の働き方をしているのか、調査が行われている。

正社員就業に関する意識調査

2019年4月4日、ディップ総合研究所が、「正社員就業に関する意識調査」の結果を公開した。

調査期間は、2019年3月7日~11日。調査対象は、47都道府県在住かつ、現在非正規雇用(アルバイト・パート、派遣社員、契約社員)で働いている15~59歳の男女(学生除く)。

有効回収数は、9,365サンプル。そのうち、正社員を希望する3,000人に詳細を調査を実施している。

結果、「正社員で働けるのであれば働きたい」と回答した非正規雇用者は64.1%存在した。

画像はプレスリリースより引用

そのうち68.8%は、不本意非正規ではないが、正社員を希望する「隠れ不本意非正規」だという。

調査では、31.2%の「不本意非正規」を「正社員になりたいが、正社員として働ける仕事が無かった」と答えた人としている。

「隠れ不本意非正規」は、「年齢が壁になり採用されなさそう」、「経歴が不安」、「自分にできるか仕事か自信がない」、「職場になじめるか心配」など、経歴や仕事内容、職場への不安が理由で正社員への転職活動に踏み出せていない人を指す。

調査からは、不本意な働き方をしている人が多いのが分かる。自分が望む働き方を実現するために、課題の解決が必要だ。

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