会社員より良好な”フリーランスのメンタルヘルス”。生活習慣や仕事スタイルの工夫も

ライフプランニング・リタイアメントプランニング

2019年6月12日、Warisが、「フリーランスのメンタルヘルスに関する調査」の結果をリリースした。

Warisは、ビジネス系フリーランス女性と企業とのマッチング事業「Warisプロフェッショナル」と、女性のための再就職支援事業「Warisワークアゲイン」を通じ、多様な生き方・働き方を創出する企業。

調査は、インターネット上で2019年1月30日~2月20日に実施。有効回答数370名。男女比は、男性32%・女性68%。年収は時間単価3,000円以上が50%、年収500万円以上が44%を占め、比較的高単価なフリーランスを中心に調べている。

調査では、フリーランスと会社員とで、メンタルヘルスはどちらが良好かを比較した。

結果、フリーランスの方が会社員よりメンタルヘルスが良好で、メンタルヘルスが良好なフリーランスは69.5%に対して、会社員は56.9%。

フリーランスのメンタルヘルスは、会社員よりも良好という結果となった。

また、仕事の成果を示すものとして他者評価である「時間単価」について、メンタルヘルスとの関係を調べている。

結果、時間単価は高い方が低い方に比べてメンタルヘルスが良好とわかった。

詳しく見ると、疲労感があると回答した人は、3,000円未満が58.7%に対して3,000円以上は46.8%。ミスが増加していると回答した人は、3,000円未満が32.6%に対して3,000円以上は19.4%となっている。

フリーランスの、生活習慣や仕事スタイルについての工夫

調査では、メンタルヘルスが良好なフリーランスの特徴を調べた。

生活習慣(食事・運動・睡眠)については、特に睡眠に気を付けることで、良好なメンタルヘルスがもたらされるという結果が出ている。

調査分析から、「(仕事上の)マイルールの確立」と「人的ネットワークの拡充」が、仕事の負荷の低減に有効であることがわかった。

「マイルール」とは、自身で受注する内容を予め決めておくこと。

例として、過去の案件で方針が二転三転したクライアントからの新規の仕事は断る、子育て中のため基本的に日中しか打ち合わせ時間は設けないといったことが挙げられている。

そのためには、クライアント企業との契約基準や自身の働くスタイル(稼働時間、稼働場所)を明確化しておくことが必要だという。

会社員とフリーランスという、二つの働き方。どちらもメンタルヘルスを保つ工夫は必要だ。

賃金の高さと睡眠が重要なようだ。また、メンタルヘルスを良好に保てる条件を、マイルールとして仕事量をコントロールすること。

お金も仕事も健康も、自発的なプランを持つことで人生の満足度が上がるようだ。



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