家族の通勤利便性の最適解を、AIが提案。「BEST BASHO」システム

不動産運用設計

2019年6月6日、GA technologies[GA テクノロジーズ]が、「BEST BASHO(ベスト場所)」システムを開発したことを発表した。

GA technologiesは、AIを活用した中古不動産流通プラットフォームサービス「RENOSY(リノシー)」などを運営する企業。

「BEST BASHO(ベスト場所)」は、家族の通勤利便性の最適解をAIが提案するシステムだ。AIが、家族(複数人)の通勤・通学利便性から、住まい探しにお勧めのエリアをレベル毎に提案する。

通勤・通学駅と住まい探しの条件を入力すると、エリア内で条件にあった物件を表示。気になる物件を見つけたらエージェントへ相談する。

想定する利用者は、共働き家族、私立へ通う子どもがいる家庭、習い事や趣味のための外出が多い人、介護や育児などで実家へのアクセスも重要な人などだ。

職住近接需要が加速

独立行政法人都市再生機構が、2019年3月12日公開した「平成世代と昭和世代の暮らし意識調査」では、「自分が住むまちを決める上での重視する点」を調べている。

平成世代では「職住近接」を重視するが人が48%。「買い物環境の充実」と並びトップとなった。

とくに若年層での「職住近接」需要が高まっている様子が分かる。

共働き家庭が増えるなか、夫婦の通勤、さらには子どもの通学に便利な条件で、住む場所を探すことが増えるかもしれない。通勤通学の時間が節約できそうだ。



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