フリーランスがお金の管理でストレスを感じる業務第1位は“確定申告”

タックスプランニング

2020年2月18日、「pasture(パスチャー)」が、「フリーランスのお金の管理に関する意識調査」の結果を公開した。

pastureは、エン・ジャパンが運営するフリーランスマネジメントシステム。

調査期間は、2020年2月3日~7日。全国のフリーランス男女780名から、有効回答を得ている。

以下のデータは「pasture(パスチャー)調べ」。

調査ではまず、「フリーランスとしてストレスを感じる、お金の管理に関連した業務内容」をたずねている。

その結果、もっとも多かったのが「確定申告(53.6%)」だった。

次に「収支の記帳(35.4%)」、「請求業務(24.6%)」とつづく。

調査ではほかに、フリーランスが知っておくべき「下請法」と「インボイス制度」の認知度も調べている。

下請法は、払いの遅延や減額など、フリーランスが不利な扱いをされることが無いようにするための法律だ。

公正取引委員会のサイトで概要をすることができる。法律上の下請事業者の中には、フリーランスで働く人たちも含まれる。

「あなたは“下請法”を知っていますか?」という問いに対しては、76.7%が「知らない」(知らない:52.7%、どちらかというと知らない:24.0%)と回答した。

フリーランスを守る“下請法”について、未だ認知されたいないことが分かるという。

また、消費税10%への引き上げにともなって、2023年10月1日より“インボイス制度”が導入される。

インボイス制度”とは税金計算のベースとなる証票制度。

正式名称は「適格請求書等保存方式」で、適格請求書等の保存を仕入税額控除の要件とする制度となっている。

国税庁のページで概要を知ることが可能だ。周知用のリーフレットも作られている。

「あなたは“インボイス制度”により請求書が変更になることを知っていますか?」という問いに対しては、78.2%が「知らない」(知らない:59.1%、どちらかというと知らない:19.1%)と回答した。

こちらにも、認知が進んでいないようだ。

収入を得るために必要なのが仕事だが、最近は会社員だけでなくフリーランスなど働き方が多様化している。

フリーランスとして働く場合、仕事の内容だけでなく、税金や法律、制度に関する情報にも親しんでおいた方がよさそうだ。

★そのほかのニュースは@igawasin5でチェック。

過去の関連記事

フリーランス向け、報酬トラブル弁護士費用保険

確定申告に向け、国税庁ホームページに「チャットボット」を試験導入

タイトルとURLをコピーしました