2020年6月26日、MFSが、「新型コロナウイルスによる、住宅ローンボーナス返済への影響」に関するアンケート調査の結果を公開した。
MFSは、オンライン住宅ローンサービス「モゲチェック」を運営する企業。
調査期間は、2020年6月17日~22日。現在家庭で住宅ローン返済中の30〜50代、男女592名について調べている。
調査の結果、ボーナス払いを選択している人は約4割だった。
関西では他の地域に比べて、ボーナス払いは少数派という傾向が見られた。
ここでいう関西は、三重・滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山の7府県。
ボーナスに依存しない家計プランを持つ世帯が、多いと推測されるという。
ボーナス払いを選択したことを後悔している人は30代で多く、約3人に1人が後悔。
30代の約2人に1人はボーナス払いを軽減する対応策について検討・実行した。
対策とは、「借入先金融機関への相談」・「他金融機関への借り換え」・「FPや専門家に相談」などだ。
また、ボーナス払いを選んだ理由でもっとも多かったのは「毎月の返済額を減らしたかったから」(60.5%)、次いで「定年までに住宅ローンを返済したかったから」(24.2%)という結果となった。
住宅ローンでは、ボーナス時に返済するかどうかを選ぶことができる。
調査結果をみると、若い世代ほど、ボーナス返済で問題を抱えることが多いようだ。
これからの賃金や収入の形態において、ボーナスの扱いがどうなるか不透明と考えられる。
ボーナスに依存しない返済プランの方が、心理的にも余裕を持てるかもしれない。
定年までに返済を終えたいということであれば、貯蓄に余裕ができた時点で繰り上げ返済を検討することもできる。
後悔しない住宅ローン選びの、一つのポイントと言えそうだ。
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