2万円で不動産の名義変更をサポート。Webサービス「better相続登記」が提供開始

相続・事業承継設計

2021年3月23日、betterが、「better相続登記」サービス提供開始を発表した。

betterは、IT技術と専門家の知見によって、全ての相続問題の解決を掲げる企業。

「better相続登記」は、司法書士等に依頼せず、自分で行う相続登記を低価格でサポートするWebサービスだ。

「better相続登記」では、登記申請に必要な書類の収集や登記申請書の提出は自分で行う。

そのため不動産や相続人の数にかかわらず、定額2万円で利用可能となっている。

手順は次の通りだ。

画面上に表示される質問に従って入力を進めると、登記申請書や委任状を自動的に作成。

登記申請に必要な書類がリストアップされる。

さらに、法務局への登記申請手続を自分で行うために必要な情報を細かい部分まで網羅的に解説されている。

相続や不動産の知識のない人でもでも、スムーズに登記申請を行えるようになっている。

こうしたサービスの登場には、相続登記の義務化という背景がある。

現在、相続した不動産の名義変更は義務付けられていない。

他方で、相続した不動産の名義変更を司法書士に依頼すると、司法書士への報酬として平均10万円程度の費用が発生するという。

こうした事から発生しているのが、「所有者不明土地」。

社会問題となっている。

政府は所有者不明土地の相続人の割り出しを開始すると同時に、相続登記義務化の法案整備を進め、2023年の施行を目指している。

お金に関する手続きには、難しいものもあり、専門家への相談が必要な場合もある。

しかし最近では、費用を掛けずに自分でできる、Webサービスも増えてきた。

専門家にすべて任せるのに比べ、時間や労力はかかるかも知らないが、経験や知識は得られそうだ。

費用の節約を含め、Webサービスを活用して自分で手続きができる可能性を、探ってみるのも良いだろう。

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