国内の暗号資産交換業者による、ETH(イーサリアム)マイニング運用サービスが始まる

金融資産運用設計

2021年5月10日、ディーカレットが、ETH(イーサリアム)のマイニング運用サービス提供開始を発表した。

マイニングとは、暗号資産のブロックチェーンエコシステムを安定化させるために行われる、取引データの承認作業。

ビットコインを例に説明すると、最初にマイニングに成功した人(マイナー)には、マイニングに対する報酬として、新たに生成されるビットコインが支払われる。

マイニングには、大量の計算力を生み出すマシンの調達能力や、マシンを安定的に稼働させるための技術が必要。

さらに暗号資産に関する理解も必要であることから、個人の参入ハードルが高い点が課題となっていた。

今回の「ETHのマイニング運用サービス」では、ユーザーはグラフィックスカードを購入する。

ディーカレットは、ユーザーに代わってグラフィックスカードを搭載したマイニングマシンを、海外のデータセンターに輸送・設置および運用・保守をおこなう。

販売対象は、NVIDIA社製「NVIDIA CMP 30HX」。

販売価格は、1~10枚購入の場合で単価250,000円(税込)となっている。

また、マイニング報酬は、通常マイニングマシンが稼働した月の翌月に入金される。

ただし、ETH価格の下落や電気代等諸経費の高騰、運用管理費の支払い等により差引後の金額がゼロETHとなり報酬を受け取れない、または支払う金額のほうが大きく(逆ザヤ)なる場合には差額を支払わなければならないこともあるという。

マイニングでは、計算に必要な機器を購入し、暗号資産での承認作業に成功すれば報酬が得られる。

報酬は対象となる暗号資産の値動きに左右され、電気代などの経費がかさむといったリスクもある。

暗号資産は、法定通貨と異なり国家による価値の保証がない。

新たな投資対象とも考えられるが、リスクやリターンの状況がどうなっているのか、見極めるのが難しそうだ。

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