2022年9月15、楽天証券が、「利回り投資(Funds)」の提供開始を発表した。
「利回り投資(Funds)」で提供するのは、貸付型(融資型)クラウドファンディング。
資金調達が必要な企業と、資金を貸し付けたい投資家を結びつけるサービスだ。
投資家は資金を貸し付けることで、拠出額に応じて発行時点で決まっている利率分の利息を変動なく受け取れる。
比較的、安定した資産形成が可能な金融商品となっている。
ただし、借り手企業が倒産するなど貸倒れが発生した場合、元本返済や利息分配が行われないリスクを考慮する必要がある。
「利回り投資(Funds)」で取り扱うのは、ファンズ社が運営する貸付投資オンラインプラットフォーム「Funds(ファンズ)」で提供されるファンド。
ファンドの利回り率は1~2%台で、個人投資家は1円から企業への貸付投資が可能となっている。
2022年8月末現在、上場企業を中心とした67社が組成する229ファンドを取り扱い、全ファンドにおいて、遅延や貸倒れなどなく、個人投資家への安定的な分配を行っているという。
証券会社では、投資信託や国債など、個人の資産形成に向いた金融商品を取りそろえている。
今回そこに加わったのが、貸付型(融資型)クラウドファンディング。
社債や公社債投信、あるいは銀行の定期預金などと比較して、リスクとリターンを勘案しながら資金を振り向けることができそうだ。
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