国税庁のサイトでは、令和4年分確定申告の特集ページを公開している。
その中で注目したいのは、「マイナポータル連携で自動入力」というページ。
今回から自動で入力できるようになったのは、次の3項目。
・医療費(1年分の情報が取得可能)
・公的年金等の源泉徴収票
・国民年金保険料
すでに自動入力可能となっているものは次のとおり。
・ふるさと納税
・生命保険
・地震保険
・株式の特定口座
・住宅ローン工控除関係
詳細については、マイナポータル連携特設ページで知ることができる。
マイナポータル連携を利用するには、マイナンバーカードとマイナンバーカード読取対応のスマートフォン(又はICカードリーダライタ)が必要だ。
税金はただ決められた額を支払うだけでなく、控除など、状況に応じて手続きにより税金を安くすることも可能だ。
自動化により恩恵を受けやすくなるかもしれない。
お金に関しては、ネットで手続き可能と言っても、入力項目が多くてめんどうなことが多い。
積立を始めたい、保険に加入したい、必要保障額を知りたい、ローン利用したい、教育費を知りたい、奨学金を使いたい、年金の額を確認したい、資産の評価額が知りたい……。
便利なツールはあるが、より詳細な結果を知るには、多くの情報を入力しなければならない。
自分で情報を準備するのがハードルになることがある。
こんなことが自動入力でより手軽にできるようになると便利だ。
マネー関連の作業が、広い分野で自動化されると、より本質的なプランニングへの注力が可能となるだろう。
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