2020年2月21日、総務省統計局のサイトに、統計トピックスNo.123として「増加傾向が続く転職者の状況~2019年の転職者数は過去最多~」というページが公開された。
労働力調査の詳細集計の結果から、近年増加傾向がつづく転職者の状況をとりあげている。
2019年の転職者数は、351万人と過去最多となった。
転職者比率を年齢別にみると、15〜24歳がもっとも多く12.3%。
25歳〜34歳が、7.8%でつづく。
転職者に「前職の離職理由」を聞いた調査では、「より良い条件の仕事を探すため」は、2013年以降増加傾向。
2019年は127万人と、2002年以降で過去最多となった。
「会社都合」が多い2009年は、リーマンショックの翌年だ。
またここ数年の特徴として言えるのが、「非正規雇用から正規雇用に転換した者」が「正規雇用から非正規雇用に転換した者」を上回る状況が続いているという点。
15~54歳の正規・非正規雇用間の転職者のうち、雇用形態が転換した者についてみたグラフで確認できる。
2012年以降、8年連続の傾向だ。
現在は人手不足が問題となっている。
企業は新卒採用だけでなく、中途採用・経験者採用にも積極的だ。
「より良い条件の仕事を探すため」の転職が増えており、収入を増やす手段となっているのかもしれない。
「非正規雇用から正規雇用に転換した者」も増えているようなので、働き方の形態を見直したいと考える人にはチャンスと言えそうだ。
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