アクティビスト(物言う株主)の売買動向を追跡できるツールが登場

金融資産運用設計

2020年3月19日、松井証券が、「アクティビスト追跡ツール」の提供開始を発表した(2020年4月スタート予定)。

アクティビストとは、投資先企業の経営陣に対して積極的に提言を行い、企業価値の向上を通じて投資収益の最大化を目指す投資家。

「物言う株主」と呼ばれることもある。

「アクティビスト追跡ツール」では、「注目のアクティビスト」をリストアップ。

アクティビストによる大量保有報告書の提出状況や、保有比率等の開示情報を手軽に検索・一覧表示できる。

これにより、個人がアクティビストの動きに追随して利益を狙うことを可能にする。

「コバンザメ投資」と呼ばれる投資手法だ。

近年、スチュワードシップ・コードと呼ばれる、機関投資家の行動規範が定められている。

機関投資家の支配力を活かし、企業経営の収益力を向上させたり、企業不正を監視したりするものだ。

また、コーポレートガバナンス・コードという、企業に持続的成長に向けた自律的な取組を促す指針も示されている。

アクティビストはこうした流れのなかで登場した投資家と言えるかもしれない。

株式投資を始めたいが、銘柄選びが難しいという場合がある。

アクティビストの動きに着目することは、新しい銘柄選びの判断材料になりそうだ。

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