2020年5月20日、大崎電気工業とスペイシーが、民泊事業者向け「時貸しワークスペース転用プロジェクト」の開始を発表した。
大崎電気工業は、既存の鍵に後付けで簡単に設置できるスマートロック「OPELO（オペロ）」を提供する企業。
スペイシーは、会議室を1時間500円、デスクを1時間100円から貸し借りできるマーケットプレイス「スペイシー」を運営する企業だ。
新型コロナウイルスの拡大により、2020年3月、月間訪日外国人は9割減となった。
これにより、民泊事業者の休廃業も増加傾向にあるという。
その一方で、オフィスへの通勤が縮小し、自宅でのリモートワークは急激に増加している。
自宅外の安全な場所で、通勤のリスクを避けて仕事を行える働く場所のサードプレイスが求められている状況がある。
このような背景のなか、今回の連携により、スマートロック「OPELO」を活用した民泊物件の「時間貸しワークスペース転用プロジェクト」を開始することとなった。
スマートロック「OPELO」を活用することで、民泊物件を時間貸しすることが可能となる。
その物件を、スペイシーの登録者28万人に向けリモートオフィスとして提供する。
これにより、空き部屋を抱える事業者にとって新たな活用が見込めるようになるのだ。
空き家の所有者が、遊休物件を活用する手段として注目されることもあった”民泊”。
旅行客減少のあとは、リモートワーク・テレワーク向けの仕事場に転用することで、収益を得られる可能性が出てきたようだ。
★そのほかのニュースは@igawasin5でチェック。
