2021年2月3日、経済産業省が、「ハイブリッド型バーチャル株主総会の実施ガイド(別冊)実施事例集」を公開した。
最近では、株主総会の形態として、”ハイブリッド型バーチャル株主総会”と呼ばれるものが登場している。
「リアル株主総会」を、取締役や株主等が一堂に会し、物理的な場所で株主総会を開催すること形態を指すとしよう。
「ハイブリッド型バーチャル株主総会」は、リアル株主総会を開催する一方で、リアル株主総会の場に在所しない株主が、インターネット等の手段を用いて遠隔地から参加・出席することを許容する形態を指す。
ハイブリッド型バーチャル株主総会には、さらに2つの形態に分けられる。
ひとつは、議決権行使や質問等ができるハイブリッド「出席型」。
そして、審議等を確認・傍聴することができるハイブリッド「参加型」だ。
今回公開された事例集では、2020年6月における、ハイブリッド型バーチャル株主総会の実施状況を紹介している。
2020年6月総会の上場会社は2,344社あるが、ハイブリッド「出席型」 を実施したのが9社、ハイブリッド「参加型」を実施したのが113社だった。
これまで、株主総会に参加する機会が無かったという人も多いだろう。
インターネットを通じた参加では、質問などが可能な場合もある。
企業側も、株主との対話が増えることにメリットを感じているようだ。
株式への投資を始めたら、保有を続けるかどうかの判断材料として、、”ハイブリッド型バーチャル株主総会”を活用する人が増えるかもしれない。
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