災害や認知力低下でも確実な保険金請求を。”生命保険契約照会制度”が創設される

リスクと保険

2021年6月11日、生命保険協会が、生命保険契約照会制度創設を発表した。

同制度は、2021年7月1日より運用が開始されている。

制度の概要は次のとおり。

・生命保険協会は、平時の死亡、認知判断能力の低下、または災害時の死亡もしくは行方不明によって生命保険契約に関する手掛かりを失い、保険金等の請求を行うことが困難な場合において、生命保険契約の有無の照会を受け付ける。

・照会者から提供された情報を生命保険協会加盟会社全社に連絡し、照会者から指定された照会対象者が保険契約者または被保険者となっている生命保険契約の有無について調査依頼をおこなう。

・加盟会社による調査結果(生命保険契約の有無)は、生命保険協会にて取りまとめのうえ、照会者あてに回答する。

なお調査結果は生命保険契約の有無のみであり、生命保険契約の種類の調査や保険金等の請求の代行はおこなわない。

超高齢社会の進展がつづかなか、高齢者の独居や認知症患者の増加がみこまれている。

本人や家族が、生命保険契約を把握しきれない事案も増える見込みだ。

照会制度を活用する場面も多くなるだろう。

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