金利上乗せのある団体信用生命保険の利用が増加。ソニー銀行”住宅ローン”の利用動向

不動産運用設計

2021年6月4日、ソニー銀行が、「2020年度における住宅ローンの利用動向」を公表した。

ソニー銀行の”住宅ローン基準金利推移”は図のようになっている。

まず、住宅ローン商品別では、新規購入・借り換えともに8割以上が「変動セレクト住宅ローン」を選択した。

保障特約付き団体信用生命保険別でみると、金利上乗せのある特約付き団信が増加した。

金利上乗せがない「がん団信50」の一番人気は継続している。

その一方で、年0.1%~0.2%の金利上乗せのある、がん100%保障が付いた3種類の団信(がん団信100・3大疾病団信・生活習慣病団信)が増加した。

同社によると、金利のみで比較するのではなく、団信保障内容も含めたトータルコストでの比較傾向が高まっているという。

また、自己資金拠出割合別では、新規購入の5割以上が自己資金10%以上を選択した。

低金利の状況が長期化しているが、住宅ローンでは変動金利タイプの選択が多いようだ。

傾向としては自己資金10%以上を準備する人がやや多く、団体信用生命保険は金利上乗せのある特約付きを選択する人が増えていることが分かった。

住宅ローンでは、金利の固定・変動の選択、自己資金をどの程度準備するか、団体信用生命保険への加入で保険の見直しがどうなるかといったことが焦点になるようだ。

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