賃金・リスキリング・高齢者雇用の行方は。マイナビ「企業の雇用施策に関するレポート」

ライフプランニング・リタイアメントプランニング

2022年5月27、マイナビが、「企業の雇用施策に関するレポート(2022年版)」を発表した。

調査期間は、2022年1月21日~24日。従業員数3名以上の企業において、直近(2021年1~12月)に中途採用業務を担当しており、「採用費用の管理・運用」に携わっている人事担当者を対象に調べている。有効回答数は、1,400件。

調査結果は次のとおり。

【賃上げ】

2022年度に新規採用者の賃上げ予定がある企業は56.0%。

賃上げ予定の水準は「前年度より10%以上」が最も多い。

業種別では「不動産・建設・設備・住宅関連」「メーカー」が6割を超える。

【教育訓練費】

「増やす予定」と回答した企業は50.9%。

DX化・リスキリングへの対応が目的で、人材育成への意欲が高い。

一方、「従業員数50名以下」「サービス・レジャー」は3割台に留まる。

【高年齢者の雇用】

「定年を65歳までにしている」企業が最も多い。

再雇用後の就労時間・業務量・給与はいずれも減少するが、特に給与の減少が顕著に。

賃金レベルが問題視される中、新規採用での賃上げが目立つようになっている。

リスキリング・DXへの対応の必要性については、企業の教育訓練費が使われるケースが多くなりそうだ。

人生100年時代と言われるようになり、長く働くことがお金の問題解決につながると考えられるが、現在のところ65歳がリタイアのめどとなっている。

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